
目次
軽自動車の特徴
現在の軽自動車の規格は、ボディーの全長3.4メートル以下、幅が1.48メートル以下、高さ2.0メートル以下、排気量は660cc以下と決められています。
乗車できる人数は、運転手を含めて4人で、それ以上乗ると法律違反となります。
自動車税
1.0リッター以下の小型車の場合は年間税額は25,000円に対して、軽自動車は
10,800円と年間14,200円安い。
任意保険
1.0リッター以下の小型車の場合は年間約33,000円の保険料に対して、軽自動車は約26,000円と、約7,000円ほど安い。
高速道路料金
「道路に与える負荷が普通車よりも低い」
「空間的・時間的に占有する度合いが少ない」
「高速道路利用で得られる便益が少ない」
との理由から、普通車1kmあたりの料金×0.8という価格に設定されています。
新車価格と中古車市場の相場
新車価格は約100.0~200.0万円前後と車種や性能により様々ですが、中古車でも値下がりしづらいのが特徴です。車の状態や年式、人気の有無にも左右されますが、新車乗り換えで下取りに出しても、普通車ほど値段が下がらないことが多い。
燃料費
基本的に排気量が小さく、車重が軽いので燃料も少なくてすみ、普通車と比較しても燃費がいい車が多い。

近年の軽自動車の傾向
写真のような天井が高く、軽自動車規格いっぱいいっぱいまで広げた居住性を確保し、スライドドアの快適性を兼ね備えたスーパーハイトワゴンが消費者から支持されています。
安全性能
・衝突軽減ブレーキ
自動車が障害物を感知して衝突に備える機能の総称。搭載したレーダーやカメラからの情報をコンピューターが解析し、運転者への警告やブレーキを行うシステム。
・衝撃吸収ボディ
事故で衝撃を受けた時に、車室の前後のクラシャブルゾーンの変形によって、衝撃エネルギーを吸収する。一方で車室周りのセーフティーゾーンは強度を上げて潰れないようにして乗員を守る。
・誤発進抑制機能
停止するべき状況で間違えてアクセルを踏んだ時に、急発進することを防いで運転者にアラーム音などで警告する機能。
・車線維持システム
・車線逸脱警報機能
高速道路を走行する際、車線の中央付近を維持するようにステアリング操作を支援し、ドライバーの運転負荷を軽減する。
・オートハイビーム
夜間走行時、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる。
・先行車発進お知らせ機能
信号待ちや渋滞での停止中、前の車が発進し動き出したことを知らせてくれる機能。
・歩行者事故低減ステアリング
路側帯を歩く歩行者との衝突回避のための支援を行うシステム。
・標識認識機能(進入禁止)
走行中に認識した道路標識情報をメーター内の表示、またはヘッドアップディスプレイに表示することでドライバーへ注意を促す機能。
等々、ひと昔前では考えられないような安全装備が備わっている車や、オプションで追加できる安全機能も多々あります。
スーパーハイトワゴンのデメリット
車内空間を最大限確保した大きさであるため、背が高く、重心が高い。日常生活をするための運転であればほとんど影響ないと思いますが、高速走行中のカーブ、急カーブなどではふらつくことが多い。
また、燃費の良さに貢献している車体の軽さも、高速走行中の突然の横風にはデメリットになりえます。
タイヤ選びの重要性
各タイヤメーカーから、用途・目的に合わせた製品が発売されています。
次回は軽自動車の車種・目的別・メーカー別に紹介します。
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