矛と盾シリーズ。朝食は、パン派?ご飯派?

目次

朝食

 

最近では、朝食を取らない人もたくさんいらっしゃるようですが、実際のところどうなんでしょう?

出典:アスマーク調べ「朝ごはんに関する調査(東西比較)」

ご飯よりパンを食べている人の割合が多いことがわかります。

東西比較では、関東の方が関西よりもご飯を食べている人の割合が多く、関西では関東よりもパンを食べている人の割合が多いですね。

栄養比較

食パン・ご飯共に150gあたりの比較です。

食パンは6枚切り2枚で約140gになります。下記表は150gあたりに計算しています。

6枚切りを一枚なら半分の数値になります。

150gあたり食パンご飯
エネルギー396㎉250㎉
脂質6.6g0.9g
タンパク質13.9g4.05g
炭水化物70.05g54.6g
水分量57g90g

パンは水分量が少ないのでバターやクリームなどの油分を含むものを一緒に食べることが多いので、脂質の摂り過ぎには注意が必要です。

ご飯は醬油や味噌などと一緒に食べることが多いので、塩分過多にならないように注意が必要です。

パンとご飯のメリット・デメリット

パン

パンは小麦を粉末状にしたもので形成されているので、ご飯よりも消化がしやすい。

ご飯食よりも塩分を抑えられる傾向がある。

血糖値が上がりやすい。

腹持ちが悪く、糖質や脂質が多くなる傾向がある。

血糖値スパイク

普段の血糖値は正常でも食後に血糖値が異常に高くなる症状を食後高血糖という。急激に上昇した血糖値は反動で急降下する。

急上昇と急降下を繰り返すことを血糖値スパイクと呼ばれる。
血糖値スパイクを繰り返すと、血液中に余分な糖が身体の組織や細胞にたまり、「糖化」に進む。糖化がさらに進行すると、くすみ・しみ・しわなどの老化現象を招き、骨粗しょう症・白内障・認知症などの病気になる原因になる。

対策

食べる順番を工夫するだけで血糖値を正常にコントロールできるので、しっかりと習慣化するが大事です。


http://brand.taisho.co.jp   大正製薬  引用

ご飯

腹持ちがよく、糖質や脂質を抑えられる傾向がある。

パンに比べて噛む回数が増えるので、満腹中枢が刺激され少ない量でも満腹感を得られ、唾液の分泌量が増えるので虫歯予防にもつながる。

お味噌や醬油を使う料理を一緒に食べることが多いので、塩分摂取が多くなる傾向がある。
塩分過多
塩分を摂り過ぎると、血液中のナトリウム濃度が高くなり、浸透圧を一定に保とうとするために血液量が増えます。

その結果、血管壁にかかる負担が大きくなり、血圧が上がると考えられています。

血管や心臓に負担がかかる高血圧は、脳卒中や心筋梗塞、心不全、動脈瘤など循環器系の病気につながります。 

結論

ダイエットをされている人にとっては、ご飯のほうが向いていると考えられます。

嚙む回数がご飯のほうが多くなり、腹持ちがよく、満腹感を得やすいからです。

利便性を重視する人にとっては、パンのほうが向いていると考えられます。

お米を研いでご飯を炊き、お味噌汁、卵焼き、焼き魚、納豆といった朝ごはんは理想ですが、時間のない朝はなかなか難しいです。

それぞれの体調や持病を考慮しながらも、今日一日の予定に合わせた朝食を摂ることで、より良い一日をお過ごしください!!

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